福岡県北九州市戸畑区のお客様 骨董 茶碗を買取しました!
ご覧いただきありがとうございます。
おたからや守恒店の田辺です。
今回は福岡県北九州市戸畑区のお客様より骨董 茶碗 を買取させていただきました。
ありがとうございます!
こちらの、なんだか油の浮いたような模様のお茶碗は、油滴天目/ゆてきてんもく(星建盞/ほしけんさん)ですね!
こちらは、尾張徳川家で古くより「星建盞」と称された茶碗です。
中国・建窯産の天目で、現在では油滴に分類されます。
碗の内外共に無数の油滴斑が浮かび、油滴斑が流下して禾目状になった部分も多く斑・禾目共に銀色に発色しているのが分かりますか?
室町時代の座敷飾りの規式書『君台観左右帳記』には「ゆてきのごとくほしのあるもの」「如星薬有」と記され、本碗もこのような茶碗の一例として珍重されてきました。
高温の窯の中できわめて稀に化学変化をおこし、器の表面にあたかも油滴が飛び散ったような模様を作り出すので、このような名前になったそうです。
油滴天目の中でも、重要文化財に指定されている器が2点あります。
ひとつは九州国立博物館に所蔵されているもので、南宋時代に福建省北部にある水吉鎮の建窯(けんよう)で焼かれた品です。
箱には千利休あるいは古田織部の筆による「ゆてき」という文字が書かれています。
もうひとつは京都大徳寺龍光院に所蔵されている油滴天目茶碗です。
慶長15年に、安土桃山時代に千利休と今井宗久とともに天下三宗匠に挙げられた津田宗及の子が、大徳寺に入り156世住持となったときに寺のものになったと言われています。
国宝の油滴天目茶碗については、どこかに貸し出している時以外は常設展で鑑賞できます。
常用文化財の2点は、展示される予定がない限りは直に見ることはできません。
公開の予定があるかどうかは、随時美術館及び大徳寺の出している情報を確認してみてくださいね。
いかがでしたか?
おたからや守恒店では、掛け軸やお茶碗などの骨とう品の買取を行っております。
これはお値段が付くかわからない・・と思われるかもしれませんが、無料査定のみも行っておりますので、不安なことがあったらぜひお聞かせください。
ご来店お待ちしております!